支援級が良いか、特別支援学校が良いか、
未就学児や小学生のゆっくり育つ子にとっては
とても悩むことの1つだと思います。
この記事では、入学前の見学会ではなく、
普段の特別支援学校を見学して来たわたしの
【体験談】をまとめてみたいと思います。
ゆっくり育つ子の進路を考える時に、
読んでいただけたら幸いです。
特別支援学校とは
特別支援学校とは、障害のある子ども一人ひとりの特性や発達に合わせて学べる学校です。
勉強だけでなく、生活に必要な力や社会性、自立に向けた力を育てることも大切にしています。
わたしが見学したのは、おもに知的障がいの子を対象とした特別支援学校です。

見学しようと思ったきっかけ
小学校は地域の小学校の支援級を選んだはーちゃんですが、
もともと4年生からは特別支援学校に転校しようと思っていました。
3歳上のお兄ちゃんが卒業したら一緒に”卒業”のイメージです。
でも小2の今、改めてはーちゃんの環境がベストなのか??
迷うことも多くなっていました。

クラスの他の子は、はーちゃんほど重度ではないので
学年が上がって成長するにつれて、一緒にできることも限られてきています。
特別支援学校なら、クラスの子たちと同じ活動ができるし、
その方が、はーちゃんにとっても嬉しいかもしれません。
訪問支援をしていただいている放課後デイサービスの先生からの勧めもあり、
実際の特別支援学校の様子がどんなものか、
自分の目で確かめようと思いました。

支援級と特別支援学校の違い
小学校に入学する前にも、特別支援学校の見学をする機会があり、
夫と一緒に参加しました。
その時は他の保護者の方もたくさん参加していたので、
説明会と施設などの見学が主でした。

今回はわたし1人で、実際にどんな活動をしているのか、
子どもたちの様子を間近で見ることができました。
はーちゃんと同じ学年のお友達の様子も知ることができたので、
”ここに、はーちゃんが来たらどんな感じかなぁ”
と想像しつつ、たくさんの情報を得ることができました!
まずは支援級と特別支援学校で、違っていたことをまとめてみます。
登校時間が遅い
小学校は朝8時登校。
特別支援学校は8時50分に登校です。
学区が広く、一番遠い子だとスクールバスで1時間近くかかって到着します。
朝の会の始まりは9時40分ごろでした。
小学校に比べるとだいぶゆっくりなスタートです。
登校したらまず着替え
学校に着いたら、まず着替えです。
着替える服は、動きやすい服なら何でもOKとのこと。
トイレや荷物整理なども合わせて、たっぷり1時間もあります。
こうして毎日練習することで、身辺自立を目指していきます。
帰る前にも、また着替えです。
大人がたくさんいる
基本的には1クラスは6人までで、担任の先生は2人です。
各学年3~4クラスありました。
特別支援学校では先生や職員の人数がとても多いので、
担任の先生以外にも、介助員さんなど、たくさんの大人がいる印象でした。
朝の運動の時間がある
小学校では、朝は自主学習とか読書をする時間のようですが、
特別支援学校では、思い切り体を動かす時間を設けています。
こういう時間は本当にありがたいです。
なぜならば、はーちゃんのように多動の傾向のある子は、
一度エネルギーを発散させてあげたほうが
その後、落ち着いて座っていられることもあるからです。
バス通学で長い時間座って来た子も、気分転換になっていいかもしれません。
学習は音楽・図工・体育
学習の時間は午前中は40分が2コマ、午後が1コマです。
教科は音楽・図工・体育。できる子は午後に「ことば・かず」を学習します。
午前はクラスごと、午後は同じレベルの子に分かれて活動します。
私が見たかぎりでは、教科書もノートも(机も!)ほぼ使っていなかったです。
はーちゃんは字を読めないし、書くことも難しいので、
これなら無理なくできそうな気がしました。
工夫が感じられる学習風景
私が見学したのが7月だったこともあり、
1年生の「夏祭り」と2年生のプールの授業を見せてもらえました。
そこでは、特別支援学校ならではの工夫をたくさん見ることができました。

音楽で切り替える
1年生は夏祭りの出店(ゲームコーナー)をクラスごとに作って
他のクラスに順番に移動しながら活動していました。
ゲームをやる時は、ピーヒャラピーヒャラ、
お祭りの音楽が流れていたのですが、
次のクラスに移動する時間になると、違う曲に変わりました。
ゲームをやる時間と、廊下に出て移動する時間を
わかりやすくするために、流す音楽を変えて切り替えているとのこと。
そういえば、朝の会にも音楽を流していて、
終わると同時に、音楽も止めていました。
先生の手作り教具がスゴイ!
お祭りの出店もクオリティーが高かったのですが、
その他にも、先生方が工夫して手作りした教具がたくさんありました。
遠足で牧場に行くとなれば、馬の餌やりの練習用に
お馬さんのお口がパカッと開くお人形を作って練習するそうです。
子どもたちの興味を引く工夫がされた教具には
先生方の愛情が感じられました。
プールは1対1で対応
プールに入る時は、子どもたちと先生が、ほぼ1対1になるように
プール用にシフトを組んで対応しているそうです。
深いプールが怖い子でも楽しめるように
膝くらいの深さのプールや、大きなタライもありました。
子どもたちはみんなプールが大好きだそう。
とても楽しそうでした。
親だけで大きいプールに連れて行くのは本当に大変なので
こういう体験をさせてもらえるのはありがたいです。

プールの後はのんびりタイム
プールからあがって、着替えた子どもたちは
教室でのんびり、電車のおもちゃで遊んだり、絵本を見たりしていました。
隣の教室では動画を見てダンスしたりもしていて、かわいかったです。
みんなそれぞれのスタイルで、リラックスしている様子でした。
地域の小学校と交流できる
そろそろ終わりの時間になり、昇降口を通りがかったところ、
遅れて来たお子さんとママがいらっしゃいました。
その日は以前に通っていた地域の小学校で七夕行事があり、
参加してから登校したそうです。
はーちゃんが、もし特別支援学校に転校したとしても
前の学校の行事に参加したりして、またお友達や先生に
会うことができるとわかって、とてもうれしく思いました。
こういう配慮があることは知らなかったです。
見学して感じたこと
見学する前は「4年生からかな」と思っていました。
でも、実際に特別支援学校を見てみると、
1年早く通うのもいいのかもしれない……そんな気持ちになりました。
まだ答えは出ていません。
でも、はーちゃんにとって何が一番良いのか、ゆっくり考えていきたいと思います。
今度は体験入学が2週間できるそうなので、
はーちゃんと一緒に行って来たいと思います。
その様子は別の記事でお伝えします。

